犬の服従訓練! 方法・やり方などをドッグスクールで学びました

愛犬のラブラドールには、無駄吠えや、部屋中を噛み荒らすことがあり、当時ではノイローゼ気味になっていました。

独学でしつけをしましたが、最終的にドッグスクールに通い、愛犬と一緒に服従訓練を受講することにしました。

ドッグスクールで学んだ、方法・やり方などについて、ご紹介します。

ご参考になれば幸いです。

 

犬の服従訓練は、いつからが最適?

犬の服従訓練は、遅くとも生後10か月ぐらいまでには始めるように、教わりました。

これは、成犬に近づくと、しつけに時間がかかるようです。

そのため、生後6か月から10か月がしつけをはじめる目安です。

 

犬の服従訓練(方法・やり方)

服従訓練の方法・やり方は、

  • 主従関係や上下関係の構築する
  • 服従訓練の楽しさを覚えさせる
  • 服従訓練の基本とは
  • 歩行訓練の基本は
  • 人は優しいと感じさせる

主従関係や上下関係の構築

ドッグスクールに通い感じたことは、犬と飼い主との関係作りには、犬自身が飼い主に集中する度合いになります。

服従訓練をはじめた頃は、犬は飼い主には、集中することはありません。

どちらかと言えば、周りの犬達を気にしています。

 

そのため、おやつやソーセージなどを使い、興味を持たせて集中力を高めます。

これは、犬に服従訓練は良いことがあると、思い込ませることになります。

服従訓練では、飼い主への集中が高まるのと同時に、飼い主との関係も深まります。

服従訓練の楽しさを覚えさせる

人でも犬でも、勉強をすると、多少なりともストレスが溜まります。

ストレスが溜まり続けると、服従訓練は、嫌なものとして残るので、肝心のしつけは深まりません。

そのため、飼い主さんとの遊びも大事になります。

服従訓練では、ONとOFFをはっきりして、メリハリをつけることです。

普段できないような遊びを取り入れて、服従訓練との兼ね合いを取ります。

そのことを少しずつ積み重ねることで、飼い主との信頼関係も深まります。

もちろん、犬だけではなく、飼い主さんにも同じことがいえます。

服従訓練の基本とは

服従訓練の基本は、『座れ』『待て』『伏せ』『来い』の4種類のコマンドになります。

飼い主が意識することは、言葉を正確に伝え、言葉の意味を理解させることです。

基本をマスターすると、歩行訓練に進むことができます。

この基本的な行動は、ドッグスクールに通い、愛犬のラブラドールと学んだ内容になります。

座れ

『座れ』の訓練は、まず、犬にリードをつけて歩行をします。

歩行しながら気を引くために、数メートルごとに、ソーセージなどを与えながら歩行します。

立ち止まり、『座れ』のコマンドをだします。

すわることができれば、必ず大げさに褒めてください。

褒め方は、顔や身体をさわってあげて、喜ばすことです。

この繰り返しで、『座れ』のコマンドを理解させます。

待て

『待て』の訓練では、『座れ』のコマンドを理解してからになります。

① 犬を『座れ』のコマンドで、すわらせます。

② 正面にまわり、目線をあわせて、『待て』のコマンドをだします。

③ 犬から数メートル離れて、もとの位置まで戻ります。

上手くできれば、喜ばせてあげたり、おやつを与えてください。

これを繰り返して、『待て』のコマンドを理解させます。

犬から離れる距離と、待たせる時間は、少しずつ長くしてください。

伏せ

『伏せ』の訓練は、『座れ』の状態からはじめます。

① 犬を『座れ』のコマンドで、すわらせます。

② 『待て』とおなじように、正面にまわり、目線をあわせて、『伏せ』のコマンドをだします。

この『伏せ』のコマンドをだす前に、おやつやソーセージなどをつかい、手に持っているものに興味をひきます。

そして『伏せ』のコマンドと同時に、その手を地面まで下げて『伏せ』の状態をつくり、おやつを与えます。

これを何度もかさねて、『伏せ』のコマンドから『伏せ』の状態を作らせて、おやつを与えるように変化させます。

これを繰り返すことにより、犬は『伏せ』のコマンドを理解します。

来い

『来い』の訓練は、『座れ』から『待て』の状態をつくり、『来い』の練習をします。

ポイントは、犬から離れてコマンドをだすこと。

また『待て』の状態で飼い主が離れるので、集中力を途切れさせないことです。

犬から5メートル程度離れた正面に立ち、『来い』のコマンドをだします。

最初の頃は、来ることはありません!

なので『来い』のコマンドと同時に、手を振ったりして飼い主の元に来させ、おやつを与えます。

これを何度も繰り返して、『来い』のコマンドだけで、飼い主の元に来させ、おやつを与えます。

飼い主の元に来て、そして、すわってから、おやつを与えるように変化させます。

最後には、『来い』のコマンドから飼い主の正面に来て、すわるように、練習を重ねてください。

 

歩行訓練の基本は

教わった歩行訓練は、犬を飼い主の左につけ、常に飼い主の顔を見ながらの歩行になります。

数メートル間隔で、犬に、おやつやソーセージなどを与えて集中させます。

そして、徐々にご褒美を与える間隔を長くあけ、集中力が途切れてくると、歩行はやめて遊びを入れます。

遊びは、グランドを駆け回ったり、飼い主に飛びつかせたりして、喜ぶことを繰り返しします。

そして、歩行訓練が少しずつ進むと、歩行中に停止を入れます。

歩行中の停止では、飼い主が止まると、犬も止めて、そして座らせます。

犬が座ったときに、ご褒美を与えて、それと同時に褒めることが大事です。

褒めるときは、身体を触ったりして過剰に褒めてあげてください。

停止の訓練がすすむと、歩行中のご褒美はなくなり、ご褒美は停止の時にだけになります。

注意することは、犬には、飼い主に集中させること。

そして、集中が途切れそうになると、一旦訓練をやめることになります。

歩行訓練では、飼い主より前に出さないことも、注意点になります。

 

人は優しいと感じさせる

しつけと思い、体罰を与えると、犬は恐怖心だけが残ります。

逆に、追いかけまわすと、犬は遊んでいると勘違いします。

犬は、コマンドを教えることにより、理解を深めます。

犬に叱るときは、悪いことをした瞬間がポイントです。

少し時間をあけて叱っては、なぜ叱られているのかを、理解することが出来ないからです。

注意することは、叱るときは、驚かせたり、体罰は与えないことです。

犬にとって人の存在は、優しくなければなりません。

そのため、犬には、根気強く言い聞かせることが必要になります。

 

まとめ

犬の服従訓練は、知識さえあれば、家庭でもできます。

でも、飼い主さんの多くは経験がないので、知識の習得が必要になります。

知識の習得には、ドッグスクールに通うか、個人の訓練士にお願いすることを、お勧めします。

家庭でのポイントになるのが、

● 犬には、飼い主に集中させる時間をつくること。

『座れ』『待て』『伏せ』『来い』などのコマンドは、しっかり覚えさせること。

散歩では、飼い主の左につけ、おやつなどで飼い主に集中させること。

犬にとって飼い主は、優しい存在であること。

犬は、成長期は大変でも、成犬に向かって少しずつ落ち着いてきます。

愛犬は大切な家族の一員ですので、家族のために頑張ってください。