愛犬の老後にかかるお金はいくら？リアルな費用と備え方

犬も人と同じように歳を重ね、やがて介護が必要な時期を迎えます。

可愛い愛犬の「老後」を安心して過ごさせてあげるためには、経済的な備えがとても大切です。

今回は、愛犬の老後にかかる費用を項目ごとに具体的に解説し、事前にできる備え方やおすすめの対策もご紹介します。

犬の老後とは？何歳からが高齢犬？

一般的に、犬は7歳ごろからシニア期に入り、10歳を超えると「老犬」とされます。

小型犬は比較的長生きで、大型犬は早く老化が進む傾向があります。

この頃から、関節の衰え、内臓の不調、認知症症状などが見られるようになり、医療費やケア費が急増します。

リアルにかかる！愛犬の老後費用とは？

以下は、老犬を飼う飼い主さんの実例や統計をもとにした、主な出費項目です。

1. 医療費（月1,000円〜30,000円）

• 定期的な通院（腎臓、心臓、肝臓などのケア）
• 投薬費用、検査費用（血液検査、レントゲンなど）
• 慢性疾患の管理（糖尿病、てんかん、がんなど）

年間平均：10〜20万円

2. 介護用品（毎月1,000円〜5,000円）

• ペット用おむつ、介護マット、床ずれ防止ベッド
• 移動補助ハーネス、スロープなど

年間平均：2〜5万円

3. 食事・サプリメント（月3,000円〜10,000円）

• 腎臓病や心臓病対応の療法食
• 高齢犬向けサプリメント（関節ケア、脳機能維持など）

年間平均：4〜10万円

4. トリミング・グルーミング

皮膚が弱くなる老犬のために、皮膚ケアや頻繁なグルーミングが必要になります。

年間平均：1〜3万円

5. 万が一の入院・手術費用

がん、子宮蓄膿症、骨折、胃捻転などの緊急事態では、
1回の手術・入院で10万〜30万円かかるケースもあります。

老犬のために今からできる3つの備え

1. ペット保険に早めに加入しておく

ペット保険は、高齢になると加入できなくなったり、保険料が割高になる傾向があります。

若いうちに加入しておくことで、老後の医療費リスクを抑えることができます。

2. 介護に必要な用品をリストアップ

急に介護が必要になると準備が間に合いません。
おすすめのグッズ（おむつ、介護マット、補助具など）を事前に調べておき、少しずつ揃えておくと安心です。

3. 老後貯金を作る

「ペット医療費積立」などの形で、月3,000〜5,000円でもよいので準備しておくと、いざという時の支えになります。

まとめ｜愛犬のシニアライフを安心して迎えるために

愛犬の老後には、平均して年間10万円〜30万円の費用がかかるといわれています。

しかし、これは「後悔しないための出費」ともいえるもの。

早めの備えと知識を持っておくことで、愛犬とのかけがえのない時間を安心して過ごせるはずです。

あなたと愛犬の未来のために、今からできる小さな準備を始めてみませんか？