「顔を埋めたい」あなたへ。マンションで飼える「極上もふもふ犬」の究極の選択

愛犬美容師。都内人気サロンで指名No.1の実績を持つ。自身もポメラニアンとビションフリーゼの多頭飼いをしており、「もふもふは1日にして成らず。でも、その手間の先に極上の癒やしがあります」をモットーに、SNSで「もふもふを維持するための・・・」を発信中。
仕事で疲れ果てて帰宅した夜、スマホの中で微笑むサモエドの動画を見て、「はぁ〜、この毛に飛び込みたい……」とため息をついていませんか?
その気持ち、痛いほどわかります。私も毎日、愛犬のお腹に顔を埋めて深呼吸するのが日課ですから(笑)。
「でも、一人暮らしのマンションじゃ大型犬は無理だし……」と諦める必要はありません。
実は、マンションでも飼えるサイズで、あの「極上の手触り」を持つパートナーは存在するのです。
ただし、その「もふもふ」を手に入れるには、ある重要な「選択」をしなければなりません。
トリマーであり、重度の「もふもふ中毒者」でもある私が、あなたのライフスタイルに合う運命の子を診断します。
さあ、画面の中の癒やしを、あなたの腕の中に迎え入れる準備を始めましょう。
「もふもふ」には2種類ある!あなたは「掃除派」?それとも「課金派」?
まず、プロとして最初にお伝えしたいことがあります。
一言で「もふもふ」と言っても、その毛質には大きく分けて2つのタイプがあり、飼い主さんに求められる「覚悟」の種類が全く異なります。
1. ダブルコート(掃除機が相棒)
下毛(アンダーコート)が密集して生えているタイプ。
換毛期には、驚くほど大量の毛が抜けます。
「部屋中が毛だらけになっても平気! 掃除機をかけるのは苦じゃない」 という人向けです。
2. シングルコート(トリマーが相棒)
毛は抜けにくいですが、人間の髪の毛のように伸び続けます。
放っておくと毛玉だらけになるため、定期的なカットが必須です。
「毎月の美容代(1万円〜)は惜しまない! サロンで可愛くなる姿を見るのが好き」 という人向けです。
あなたは、コロコロで毛を取るのが好きですか?
それとも、毎月1万円を美容代に使えますか?
この問いへの答えが、あなたの運命のパートナーを決める鍵になります。
【A案】綿菓子のような「ポメラニアン」。抜け毛と戦う覚悟はあるか
もしあなたが「美容代は節約したいけど、掃除なら頑張れる」というタイプなら、おすすめはポメラニアンです。
魅力:圧倒的な毛量と自立心
ポメラニアンの魅力は、何と言ってもその立ち上がった被毛。
まるで綿菓子のようなシルエットは、見るだけで心を解きほぐしてくれます。
性格は意外と自立心があり、一人遊びも得意。
お留守番も比較的上手にできる子が多いので、一人暮らしの強い味方です。
現実:換毛期は「毛の海」
ただし、覚悟してください。ポメラニアンはダブルコートの代表格。
特に春と秋の換毛期には、「もう一匹犬が作れるんじゃないか?」と思うほどの毛が抜けます。
黒い服は着られなくなるかもしれません。抱っこするたびに服に毛がつきます。
それでも、「このもふもふのためなら!」と掃除機を握れるなら、ポメラニアンは最高の相棒になります。

【B案】マシュマロのような「ビションフリーゼ」。美しさに投資できるか
もしあなたが「部屋が汚れるのは嫌。
お金をかけてでも綺麗に保ちたい」というタイプなら、ビションフリーゼが運命の相手かもしれません。
魅力:極上の弾力と甘えん坊な性格
ビションフリーゼのアフロヘアは、綿菓子というより「マシュマロ」。
弾力のある密な毛は、顔を埋めた時の反発力がたまりません。
そして何より、性格が「陽気な甘えん坊」。
人懐っこく、抱っこやスキンシップが大好きなので、「顔埋め」をさせてくれる確率はかなり高いです。
現実:維持費は年間15万円〜
ビションフリーゼはシングルコートに近い毛質で、抜け毛はほとんどありません。
しかし、その代償として毛が非常に絡まりやすいです。
プロによるカットが必須で、しかも高度な技術が必要なため、トリミング代は他の犬種より高め(1回1万円〜1.5万円)。これを毎月続ける経済力が必要です。
「美しさには維持費がかかる」。これは人間も犬も同じですね。
トリマー直伝!「顔埋め」を実現するための、毎日のブラッシング術
ポメを選んでも、ビションを選んでも、共通して必要なことがあります。
それは「毎日のブラッシング」です。
これをサボると、毛玉ができて皮膚が引きつれ、愛犬は触られるのを嫌がるようになってしまいます。「顔埋め」どころではありません。
トリマーの私が、お家でできる「極上もふもふ」の作り方を伝授します。
1. 道具は「スリッカーブラシ」一択
表面を撫でるだけでは意味がありません。「スリッカーブラシ」という、針金のようなブラシを使って、根元の毛を立ち上げるようにとかします。
2. 「地肌」を見るつもりで
毛をかき分け、地肌が見える状態にしてから、根元から毛先に向かって優しくブラシを通します。
「痛くないかな?」と声をかけながら行うことで、ブラッシングは「単なる作業」から「愛犬との対話の時間」に変わります。
この毎日の積み重ねが、あの雲のような手触りを作るのです。
✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス
【結論】: 夏場のエアコンは「24時間つけっぱなし」が鉄則です。
なぜなら、もふもふの犬たちは、常にダウンジャケットを着ているようなものだからです。日本の湿度の高い夏は、彼らにとって命に関わる過酷な環境。電気代はかかりますが、愛犬の命と快適さを守るための「必要経費」と割り切りましょう。涼しい部屋でくつろぐ愛犬の姿は、何にも代えがたい癒やしですよ。
まとめ:手間がかかるからこそ、愛おしい
抜け毛掃除に追われる日々も、毎月のトリミング代も、決して楽なことではありません。
でも、仕事から帰ってドアを開けた瞬間、あのもふもふの尻尾がちぎれんばかりに振られ、全力であなたを迎えてくれる姿を見れば、すべての苦労は吹き飛びます。
その温もりに顔を埋めた瞬間、あなたはきっと思うはずです。
「あぁ、この子のために頑張ってよかった」と。
掃除機を相棒にするか、トリマーを相棒にするか。
今週末、ペットショップやブリーダーサイトで、ポメラニアンとビションフリーゼを見比べてみませんか?
あなたの腕の中にすっぽりと収まる「運命のもふもふ」が、きっと待っていますよ。
参考文献リスト
- ジャパンケネルクラブ – 世界の犬 – 一般社団法人 ジャパンケネルクラブ
- いぬのきもちWEB MAGAZINE – Benesse Corporation
ライター紹介 Writer introduction
いずもいぬ
管理人:いずもいぬ(五十代前半) 家 族:子供1人とワンコの4人家族 居住地:大阪の出身で東京生活を踏まえ、現在は山陰で田舎暮らしをしています。 犬の健康管理や躾について、愛犬のラブラドールレトリバーとの経験を交えてご紹介しているホームページになります。
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