愛犬が喜ぶ!犬のお風呂の正しい入れ方完全ガイド

「お風呂嫌い」だった愛犬も、今では自分から浴室に入るほどの“お風呂好き”に。

そんな変化をもたらす、お風呂の入れ方とコツをトリマー監修で解説します。

犬にお風呂が必要な理由とは?

犬の体の汚れとニオイのメカニズム

犬の皮膚は人間より薄くデリケート。

散歩のたびに舞うほこりや花粉、皮脂汚れが蓄積すると、かゆみや皮膚炎の原因になります。

特に梅雨や夏場は湿気で雑菌が増えやすく、定期的なお風呂が健康を守るカギです。

💬 獣医師コメント:「体の清潔を保つことは、皮膚トラブル予防の第一歩です。自然派シャンプーでも、汚れ落ちと保湿バランスを意識しましょう。」

お風呂がもたらす健康とリラックス効果

お湯につかることで血流が促され、筋肉がほぐれます。

シニア犬では関節のこわばりが和らぎ、動きやすくなる効果も。

お風呂後にぐっすり眠る姿を見ると、まるで“温泉帰り”のようです。

お風呂タイムが絆を深める理由

お風呂中のやさしい声かけやマッサージは、愛犬にとって「信頼できる人との安心時間」。

飼い主の手のぬくもりが、心の距離を近づけてくれます。

体験談:「最初は怖がっていたのに、“いい子だね”と声をかけ続けたら、尻尾を振って入ってくれるようになりました。」(30代女性・トイプードル飼い主)

犬のお風呂の頻度とタイミング

犬種・季節・体質別の最適な入浴ペース

一般的には月1〜2回が目安ですが、犬種や環境によって最適ペースは変わります。

  • 短毛種:月1〜2回で十分。汚れた部分はこまめに拭き取りで対応。
  • 長毛・ダブルコート:毛が絡みやすく、月2〜3回がおすすめ。
  • アレルギー体質:刺激の少ない低刺激シャンプーを選び、回数は控えめに。
  • シニア犬:体力を考慮し、短時間・低温で優しく洗うのがポイント。

💬 トリマーアドバイス:「“ニオイ”や“ベタつき”を感じたら、それが入浴のサイン。定期的にチェックしましょう。」

お風呂の準備と環境づくり

必要な道具とおすすめアイテム

  • ペット用シャンプー&コンディショナー(低刺激・無香料タイプ)
  • 滑り止めマット(浴槽や洗面台の下に)
  • 柔らかいラバーブラシ
  • 吸水タオル&ドライヤー(低温設定)
  • おやつ(ご褒美トレーニング用)

お風呂前のブラッシングと毛玉ケア

お湯をかける前に毛玉を解いておくと、シャンプーが全体に行き渡りやすくなります。

特に耳の裏や脇の下は毛玉ができやすい部分なので注意。

お湯の温度・場所・時間の設定ポイント

お湯は36〜38℃が目安。

ぬるめに感じるくらいがちょうど良く、10〜15分以内で終えるのが理想的です。

犬のお風呂の正しい入れ方【ステップバイステップ】

STEP1:体を慣らすウォーミングアップ

まずは足元から少しずつお湯をかけ、犬が“驚かない温度”を確認します。

顔まわりは濡れタオルで拭く程度に。

STEP2:シャンプーの泡立てと洗い方

シャンプーは手で泡立ててから使用します。

指の腹を使って、背中→胸→足→お尻の順に優しく洗いましょう。

顔は泡を薄めて目に入らないよう注意します。

💬 プロのコツ:「シャンプーは“直塗り”ではなく泡で包み込むイメージ。汚れ落ちがよく、皮膚にもやさしいですよ。」

STEP3:しっかりすすぐ・タオルドライのコツ

すすぎ残しはかゆみのもと。特に脇や内ももは念入りに。

タオルは“押さえる”ように水分を取ります。

STEP4:ドライヤーでふわっと仕上げる方法

ドライヤーは低温・弱風で15〜20cm離して使用。

片手で毛をほぐしながら風を当てると、サロン仕上げのようなふんわり感になります。

お風呂嫌いな犬への優しいアプローチ

恐怖心を減らす声かけとスキンシップ

犬にとって「音」や「濡れる感覚」は不安のもと。

落ち着いた声で「大丈夫」「いい子ね」と話しかけてあげましょう。

シャワー音を小さくして、手でぬるお湯をすくうのも効果的です。

お風呂を“遊びの時間”に変える工夫

浴室にお気に入りのおもちゃを持ち込んだり、おやつを使ったりして「楽しい時間」に変えるのがコツです。

徐々に慣らすためのトレーニング法

  1. 浴室に入るだけ→ご褒美
  2. 足先にお湯をかける→ご褒美
  3. 短時間で終わらせ、少しずつ慣らす

体験談:「お風呂にトリーツを浮かべて“宝探しゲーム”にしたら、怖がらなくなりました!」(40代女性・柴犬飼い主)

お風呂後のアフターケア

毛の乾かし方と静電気対策

完全に乾かすことで、皮膚トラブルを予防します。

ドライ後はブラシで毛並みを整え、静電気防止スプレーを軽く吹きかけましょう。

皮膚トラブルを防ぐスキンケア

赤みやかゆみが出ていないかチェック。

もし異常が続く場合は、早めに獣医師に相談を。

ご褒美タイムで「楽しい記憶」に

お風呂のあとはトリーツやマッサージで締めくくりましょう。

ポジティブな経験が積み重なれば、「また入りたい!」という気持ちにつながります。

お風呂に関するよくある質問Q&A

Q1:お風呂の頻度はどれくらい?

月1〜2回が目安。屋外で遊ぶ時間が長い犬や皮脂分泌が多い犬はやや多めでもOKです。

Q2:どんなシャンプーが良いの?

ペット専用で低刺激・無香料のものが安心。皮膚トラブルがある場合は動物病院で相談を。

Q3:お風呂を嫌がる場合は?

焦らず段階的に慣らしましょう。怖がりな子は「濡れタオル拭き」から始めるのも◎。

まとめ:愛犬とお風呂を“幸せ時間”に

お風呂は、ただの清潔ケアではなく「愛犬と心を通わせる時間」。

やさしく声をかけ、安心感を与えることで、お風呂が“好き”になる子も多いんです。

最初は少しずつでも大丈夫。愛犬のペースに合わせて、楽しくお風呂タイムを続けていきましょう。

ライター紹介 Writer introduction

いずもいぬ

いずもいぬ

管理人:いずもいぬ(五十代前半) 家 族:子供1人とワンコの4人家族 居住地:大阪の出身で東京生活を踏まえ、現在は山陰で田舎暮らしをしています。 犬の健康管理や躾について、愛犬のラブラドールレトリバーとの経験を交えてご紹介しているホームページになります。

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